商品開発的なおはなし

管理人

2012年06月28日 06:23

「編んだもんだら」は、さざほざのオリジナルデザイン。
東北に暮らすお母さん達のことを発信したくて、
それぞれの地域の特産品をモチーフにして、作品作りをしています。

最初に作ったのは志津川の「マダコ」
たこ、というよりは「マダコ」なんですね。

これを、中瀬町のお母さんのところで編み方披露をしたら、大受け!
最初のうちは上手にできなくて、
「水だこになったあ!」とか
「くらげに食われたみたい!」とか、
大賑わい。
水だことマダコの違いとか、
美味しいマダコはどこに棲んでいるとか、
タコを使ったお料理のあれこれとか、
話も次から次へと出てきます。

震災前の漁の話や、海の様子など、思い出してちょっとしんみりなりながら、
でも、きっとまた豊かな海に戻るよね!と、希望をもって、
タコの話、海の話をしながらの編み物の時間は、私にとっても楽しい時間です。

そのあと、マンボウ、椿、イカ、ホヤ、わかめ、めかぶ、ひらめと、
新しいモチーフで「編んだもんだら」を編み出してきましたが、
それぞれ、楽しいお話つき。

他にもお蔵入りしている幻のキャラクターもあって、
いつか、またお母さん達にみてもらって合格点をもらおうと思っています。。。


さてさて、
歌津寄木のお母さん達からは「ホタテを編みたい」とリクエストをいただいて
いました。。。

ホタテなら簡単♪と、
試作品を編んで持って行ったら、、、
「これはホタテじゃないねえ!」とあえなく却下 。
そのあとも、いくつも試作品を編んだのですが、
どうしてもオッケーが出ない(苦笑)


どこがどう違うのか、
お母さん達がどこにこだわっているのか、
どうしても分かりません(苦笑)

「実物をみせて~~~~!」と叫んだら、
ほら!と、ホタテの貝殻を持ってきてくれました。

「先生、ホタテの貝殻、みたことないの?(笑)」と笑われたけど、
そんなに注意深くみているわけでもないし・・・
そこで、お母さん達のこだわりポイントを、現物で示してもらったら
なるほど、私が今まで編んでいたものとはまるで違います!

よっしゃ、わかったあ!・・・ということで、
ホタテの貝殻を目の前に置いて、
忠実に形を再現!

ようやく、これは!という形が出来ました。

われながら、すごい(笑)
写実派編み物の分野を切り開こうかしらん?

今週末、寄木のお母さん達にみてもらってきます♪
うまくいけば、製作開始。
8月、お盆過ぎから本格水揚げはじまるかも?

どんな反応になるか、楽しみです!



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