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編んだもんだら、タコその3

RQWで手づくり講座を始めようと準備を始めたのが、2011年夏。
そのころ、被災地の各地でアクリル毛糸で編んだエコタワシづくりが
盛んになっていることを聞きました。
かぎ針なら、私でも編めるし、ご当地もののシリーズを作ったら
きっと楽しいに違いない♪と、考えて、
まずは志津川(南三陸町)のタコをモチーフにすることにしました。

南三陸町では震災前からタコをモチーフにした置物をお土産品として
販売するなど、タコはみなに親しまれているモチーフだけに、
既存のものとは違うインパクトを与えたいと、試行錯誤しました。

また、編み物が始めてのお母さん達もいるだろうから、
あまり複雑な編み方でも嫌がるだろうし、
かといって簡単すぎては商品価値としてどうか?ってことも
あるだろうし、、、
と、
毎日、赤い毛糸を持って、あれこれ、ぐるぐると編み物をして・・・

ようやくできたのが

これです♪

おくちのピンクと、ほっぺの黄色がチャームポイント♪
足がくるんと丸まっているのも、茹でたての美味しいタコちゃんの証拠です(笑)

初めて、志津川の中瀬町仮設住宅でお披露目したときには、
お母さんたちの食いつきがすごかったです!
「かわいい!」
「どうやって編むの?」
と(笑)

当日はテレビ取材も入って、華々しく手しごとプロジェクトは始まったのでした♪

===
このあと、いくつかの場所で、たこちゃんを編みたいと要請があり、
編み物講座を開催しました。
この中で、お仕事にしたいという話がまとまった、
南三陸町中瀬、南三陸町寄木、気仙沼市大島、登米市南方(南三陸の仮設住宅)の
4箇所のお母さん達と、編んだもんだらを作ることになりました。

最初は上手に編めないですが、上手に編んで、とは言わないようにしています。
あるとき、上手に編めなかったタコを「水ダコになったべさ」とお母さん達が笑いあっていました。

どうやら「水ダコは大きいから大味でうまくね。志津川は真ダコがうまいんだ」ということで。。。
なるほど、それなら「おいしそうに」とお願いしよう♪
ってことで、お母さん達には「新鮮に編んでね」とか「美味しそうに編んでね♪」とお願いしています。


編み目がとんで穴が開いてしまったら「きっとヒトデに食べられたんだべ」と大笑い。
え?ヒトデってタコを食べるの?と聞けば
「そんなの知らねぇけど、穴があいてるんだものたぶんそうだべさ」とまた大笑い。
この空気感がすごく好きなんです♪
いい加減で、ユーモアがあって、めんどくさがりだったり。
お母さんたちの気負わない、ありのままの素の姿を全国のみなさんにお伝えしたい~
ってことで、編んだもんだらシリーズが始まったのでした(^^)v

編んだもんだら、たこシリーズ終わり。

次はマンボウのお話しです♪

編んだもんだらのご注文は「こちら」から。